2006年 04月 03日
ソムリエの陰謀。
f0076260_2345485.jpgまたまた、ホテルで働いていた頃のこと。
あの大企業の、M下電気さん主催のパーティがありました。日本全国の取引先企業の重鎮を招いてのパーティです。
M下電気の担当者さんから、「くれぐれも粗相のないように。VIP扱いでね。お金もいくらかかってもかまわんよ」的な発言もあり、誤って赤ワインをぶっかけちゃった~は切腹モノだよってことだと私たちは認識しました。

担当テーブルも決まり、ペーペーの私が担当したテーブルは、いわゆる下座。
そうやって見ると、気の優しそうなおじいちゃんみたいなおじ様が8人ほどの円卓です。が、いうても、どこぞの会社の社長さんや会長さん。
私だって、もちろん切腹はイヤなのです。気は抜けんのだ。

そつなく仕事をこなし、豪華なお料理を運び、ビールやワインをついでいると、岩手県から来たというおじさん社長さんに話しかけられました。
岩手の社長「この白ワイン、おいしくないね。どこの白ワインだい?」
私「ソムリエより、チリワインと承っております」
岩手の社長「チリワインかぁ。あまり好きじゃないなぁ」
私「お客様は、ワインにお詳しいのですか?」
岩手の社長「ああ、ワインが大好きでね。ワインを求めにフランスのワイナリーに行って来た事もあるんだよ。あれは、最高だったね」
心の中の私(ワイン求めに、フランスまでΣ( ̄ロ ̄lll) まじで?!)
私「では、フランスワインをお持ち致しましょうか?」

ってことで、ソムリエに相談(お持ちしましょうとか言っておいて、相談しに行くチャレンジャーな私)。
マネージャーとソムリエが顔を見合わせて、「じゃぁ、このワインをお持ちして」と渡されたのは、もちろん見たこともない、でも高そうな白ワイン。
言われるがまま持っていきました。

私「お客様、お待たせいたしました」
岩手の社長「(呑んで)・・・うん! これは旨い!! 君、なかなかやるねぇ」
私「恐れ入ります(私の手柄になったよぉぉぉ)」

あまりに美味しそうに呑み、同じテーブルの人にも岩手の社長は勧めるので、あっという間にボトルは空に。
空になったら、追加せねばなりません。

テーブルの皆さんが「美味しい、美味しい」というので、どんなに美味しいんだろうと、仕事の手の空いたときに、ソムリエさんに聞きに行きました。
返ってきた答えにビックリ。
ソムリエ「俺らの口には、そうそう入らないくらい高価なワインだよ。その辺には売ってないね」

エェエェエェエェエェエェエェエェエ(゚Д゚ノ)ノエェエェエェエェエェエェエェエ

いいんすか? そんな高価なワインを入れても!
しかも、何本も!!

M下電気さん、ごめんなさいね。私は悪くないですよ? 
まぁ、お客サマが帰られるとき、M下電気さんの社員さんに岩手の社長はルンルン気分で「いやぁ、いいパーティだったよ」と言ってたし、いいよねぇ。

上の画像は、庶民代表の濡れそぼったLUC。情けなさが、庶民の味を出してます。
いつになれば、高級おフランスワインが呑めるんでしょうかねぇ。
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by lutukutuku | 2006-04-03 23:17 | SAOのお話


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